2023年9月22日金曜日

プラス思考が出来ない理由

 プラス思考やポジティブシンキング。より良い人生を送るにはとても素晴らしい思考方法ですよね。生きていれば様々な出来事が起こります。嫌なことが起きても、それを前向きに捉えて行動していく。いつまでもクヨクヨして何も行動しないより、行動していけば何か良い方向に進むかもしれない、そんなことが可能ですよね。でも、心が健康でない人にとってはこのプラス思考ってとても難しくハードルが高いのです。

よくあるたとえ話ですが、眼の前に水が半分入ったコップがあるとします。

「まだ半分ある」と思うか、「もう半分しかない」と思うか。

眼の前にある事象(水が半分入ったコップ)はただの事実にしか過ぎず、それをどう解釈し、どのような気持ちになるかはその人次第です。

 

前向きな考えならば「まだ半分ある」となります。少しくらい嫌なことがあっても、「大丈夫、なんとかなるよ」とか「これを機会に頑張ろう」という風に前向きな方向に捉えて気持ちを切り替えられるのでしょうね。まさにプラス思考ですね。

逆に後ろ向きな考えならば「もう半分しかない」となります。半分しかない事実に落胆する。半分しかないからもうダメだと諦めモードになる。問題が起こった時の解決策の選択肢を自ら狭めてしまうことになります。

 明るい気持ちでいるのと暗い気持ちでいるのとどちらがハッピーか、最後まで諦めずに可能性を探るのと最初から諦めてしまうのとどちらが希望があるか、間違いなくプラス思考のほうでしょうね。

 

でも、心が健康でない人はこのプラス思考が難しいのです。頭ではプラス思考のほうが良いとは分かっているとしてもそれが出来ない。いや、出来ないというよりむしろ、心がそれを拒んでいるのだと思います。

 

プラス思考出来ない理由は色々あると思います。

・マイナス思考が完全に染み付いてしまっている。

・失敗を極度に恐れる、失敗に備え心の準備をしておかないと不安。

・楽観的に考えた結果失敗すると、油断した自分自身が許せなくなってしまう。

・想定しうる最悪の事態など、あらゆることを想定しておかないと気が済まない。

・何の根拠もなく無責任に「何とかなるさ」という考え自体が自分の中で許せない。

・「開き直る」のが怖くて出来ない。

・極めて低い自己肯定感(どうせ自分なんてうまくいきっこない)。

どれか思い当たるふしはありませんか?

 

プラス思考でいるほうが明らかに心軽やかに生きられるのに、心が健康でない人にとってはおいそれとプラス思考で考えたくない自分がいるのです。言うなれば「マイナス思考でいたほうが居心地が良い」ということです。こんがらがってしまいそうですが、「居心地がいいマイナス思考からわざわざ居心地の悪いプラス思考に自分を変えるほうが却ってマイナス」になるのです。要は心の中で常に予防線、防衛線を張っておきたいのです。「丸腰」じゃ怖くてしょうがないというわけです。そしてこれが一番重要な部分ですが、マイナス思考は「自己肯定感」などの根深い問題が根底にあります。たかだ思考方法されど思考方法で、簡単に変われるものではないです。この「自己肯定感」は追々別の記事で何度も登場してくると思います。

 

繰り返しになりますが、マイナス思考よりははるかにプラス思考のほうが何かと「ハッピー」になれます。思考方法を変えるのは簡単ではありませんが、マイナス思考の自分にもし嫌気が指しているならば、少しずつでもいいからプラス思考の練習をしていけば良いと思います。ネットを検索すればプラス思考の情報はたくさん出てきますし、書籍もたくさんあります。

もちろんこのブログでもプラス思考になれる気付きをお伝えしたいと思っています。

逆に、無理をしてまでプラス思考に変える必要はないと思います。一時的にプラス思考が出来たとしても、しばらくしたらまた元のマイナス思考に戻っていると思います。問題の本質はもっと根源的なのです。簡単ではありません。でも、簡単ではないけど必ず変えることはできます。

 

 以下、あくまできっかけとして、マイナス思考に囚われているあなたにとって「不都合な真実」を問いかけたいと思います。

 ↓ ↓ ↓

「今あなたがこのブログを読んでいるということは、あなたは今、無事に生きているということ。あなたが怯えていた「最悪の事態」とやらは結局起こりましたか?たぶん起こってないですよね。起こってないから今無事に生きているのではないですか?」

 

そう考えると、悪いほうにばかり考えていることが馬鹿らしくなりませんか?